フロント改造


早い話がフロントダイネットの畳化です。一番手っ取り早いのは既設マットと同じ面積の畳を購入してポンポンっと入れてしまえば終わりなのですが、次の条件を満たす必要(?)があります。

1.値段を安く  できればトータル1万円くらいに抑えたい(^_^;ムリかな?

2.元に戻せる  リアを元に戻せない改造にしてしまったので、せめてフロントは元のマット状態にもできる(将来、売ることを考えたら・・・)ようにすること。

3.今と同じ使い方ができること  この条件が有る意味一番厳しい。一面フラットにも出来、今まで同様腰掛けにもできるようにすること。更に、マットのようにシーツだけを掛ければそのまま就寝可能とすること(敷き布団を新たに積むことは考えていないし、既設マットのように腰を痛めることなく、なおかつクッション性があること)

というわけで、通常の畳とは異なるが、畳であってほしいという不可思議なものになりそうです。

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着工前状況。

と、言ってもこの状態に戻せる(通常はマットを降ろしてしまうかもしれないが)ようにするのが今回の目標でもある。

 

 

 

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厚さ5.5mmのラワン合板を敷く。今回はあらかじめ寸法を測っておき、ホームセンターで購入の際、切断加工してもらっていた。

よって、ピッタリと収まっている。左右の座席と中央、そして手前が空いているがここにも独立した板を乗せる予定。その理由は今ある机をそのまま利用したいので、足がくる部分は空けてあり、すべてフラットにするには手前にもうひとつ別の板を乗せる。

 

 

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厚さ35mmのウレタン材をラワン材に貼り付けていく。接着剤だとなかなか乾きにくいのと、表面のみをうまく接着しないとせっかくのウレタンのやわらかさが失われてしまうため、強力な厚手の両面テープを採用。これにより、作業も効率よく進む。

 

 

 

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すべてのウレタン材をラワン材に貼り付けた状態。ウレタンの一部をつまんで引き上げるとラワン材までいっしょに持ち上がるほどの接着力である。

 

 

 

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その表面にも先ほどの両面テープを格子状に貼り付ける。

 

 

 

 

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畳表をこれに貼り付けて固定。今回使用した畳表も裏側は滑り止めの加工がなされていて、途中で切っても解れないという、切り貼りするにはうってつけである。

 

 

 

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周囲に補修「へり」をつけて完成である(早っ!)。この「へり」にはあらかじめ接着用テープがついているので、簡単に補修することができる。

ちょっと端が凸凹しているのはご愛敬。(^_^;

 

 

 

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ちょうど、い草の座布団のようなやわらかさである。従って、座布団は不要、この畳そのものが大きな座布団のよう。試しに寝てみると夏の煎餅布団に「寝ござ」を敷いたような感じ。フロント全体がこの質感で覆われるとなると、その寝心地は「さぞや・・・」と思われる。

実際に寝るときはシーツを敷くが、堅さがなんともちょうどいい。

 

 

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試しに机を設置してみた。なかなかマッチしてるなぁ・・・と思うのは私だけだろうか。

 

 

 

 

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左側も作成。先に作ったのに比べて、「へり」の貼り方を工夫したため、出来が全く違う。(^^;

先に作った方は、早くも「へり」がはがれ始めていたため、後日、今回のように貼り直す予定。

 

 

 

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先に作った左側畳の縁をやり変えて、中央を作成した状態。

 

 

 

 

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中央手前の部分も作成し、すべてフラット状態にした。

これにて畳化は一応完成。何故、手前部分が継ぎ足しになっているのかは、次写真を参照。

 

 

 

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既設のテーブルを設置するときは、手前の畳を外してこのように使う。

 

 

 

 

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しかし、食事するにも足がだるいので、このように中央は外して足下に置くようになると思う。断熱効果が高くクッション性があるので、足下からの冷たさもこれで大幅にカットできそう。

 

 

 

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マットは当面必要なくなったが、背もたれはあったほうがいいので、このように元あったように使うことになりそう。寝るときは畳下(中央下側)に格納することで解決。