腐食部補正

最近、どうも走行時に後ろからギシギシと音がするなぁと思って、レポにも載せていましたが 原因はまだつかめていませんでした。前部収納に雨漏りがするのと何か関係があるようで、よくよく調べると フロント前部の床板に異常が見つかりました。

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フロント収納部のポリシートを切除してみたところ。
最近、この部分がフワフワしていたので気になっていたのですが、腐食が進み、手で触っただけで まるでシロアリに犯されたかのようにボロボロ崩れる状態。

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座席の間のカーペットも引き剥がしてみました。すると、白木状であるはずの床は黒ずんだ腐食が広範囲にわたり広がっていました。

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腐食部分を少しずつ削り取ります。削るにしたがって、だんだんと床構造が見えてきました。
真ん中に輝く部分は鉄製のバーが通っているところ、その手前は上部がベニヤ(厚さ5mm)で間は25mmの発泡スチロール、 そしてその下はベニヤ板(厚さ5mm)というサンドイッチ構造です。

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腐食部分をすべてはぎ取った状態。左右の丸い部分は大型のリベットで、フレームとを固定しているようです。
しかし、肝心のこの部分が腐っているため、役に立っていません。最近ギシギシと音を立てていたのはこの部分に間違いないと思われます。

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前部下側の拡大。向こうに明かりが見えるのは、前部収納庫。収納庫からみた隙間は右下写真。
どうやら、収納部の雨漏りはここから室内に進入し、腐食を進めていたようです。
どうしてこうなったのかはわかりませんが、前々のオーナーさんがここにエアコン室外機を積んでいたらしく、 その影響も考えられます(通常、ここはスペアタイヤのみ)

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はぎ取った、木部はバケツ1杯にもなりました。腐葉土として最適?(笑・・・エン)

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はぎ取った残りの部分を防水、防食のため、防腐剤を選びました。水性のもので木部へ浸透も兼ねて防腐できます。

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すべてに塗布(腐食の激しかった部分、特にリベット周辺は2回塗り)

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上のシーリングを十分乾燥(24時間以上)した後、木部用隙間充填材(アクリル系)を用意しました。

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むしり取った部分をこれで充填補修。特にリベット部は空隙ができないよう慎重に作業。この充填材、 アクリル系だがそのものは水性のため扱いは容易であり、指でならすことができます。

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乾燥後、ボンドを一面に塗布。(木工用ボンド)

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むしり取った箇所に、だいたいに合わせたシナ合板を貼り付け。念のため、木ねじでも固定。

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次に、腐って折れていた隅の木材を取替え。

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実は上の木材は細いながら重要な役目があり、フロント収納部とを繋いでいるアングルの固定用なのです。
以前はここが腐ってしまい、アングルが遊んでいたため、その結果フロント下部が下がる原因になっていたのでした。
素人細工なのであまり期待はできませんが、これで前よりは幾分改善されました。

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元の収納ボックス(ベッド時の板格子をしまっておく場所)を再取付け。高さが心配でしたがピッタリです。
これでやっとゴール(?)が見えてきました。

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既設床板との隙間(むしりとった部分)を埋めるため、軽量プラスターを選びました。

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プラスターを使って平らに仕上げたところ。多めに盛って、後から削り取るらしいのですが、面倒なので左官用のコテで平らに仕上げました。
いろんなことやらされる会社に勤めててよかった♪

なんとか週末の出動には間に合いそうです(^^)
そうは言っても応急処置。。。そろそろ次のトレーラー購入を視野に入れていかなければなりません。