リア改造・・・2

雨の日はやはりエントランスが濡れてしまうため、下駄箱及び傘立てと玄関の叩きを改良すべく、再び改造にとりかかりました。

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現在のリア下部のベッド。マットとウッドスプリングを取り外すと、下はこのような収納になっています。

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手前のパネルを加工する必要があるため取り外しにかかります。前面のネジキャップを外し、ドライバーでネジを外します。
AntaresLuxe426のこの部分は6本のネジで固定されており左端が少し長めになっています。

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裏側下部にL型のプラスチック部品にて床に固定されているので、これを外します。
また、ダクトのキャップも外します。

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パネルは結局のところ、床とこの白木であるリアベッド枠に固定されているだけです。
(正確には、枠を支える為でもある)

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有効寸法は、やはり内部にはダクトや配線があるため奥行きは35cm、幅は55cmくらいしかとれません。
前面から収納するなら靴を2足しまうのがせいいっぱいになりそうです。

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それなら、そんなに高さは必要ないなぁ。やはりなんとかベッド高さを下げてヘッドクリアランスを確保できないかな??と、気持ちが再燃です。
検証の結果13cmまでなら下げても干渉はありません。それだけ下げられれば、現在のこのウッドスプリング上面よりもマット上面を低くできます。
ちなみにベッド枠は212cm×61.5cm、ウッドスプリング自体も枠になっているので既設のこの白木枠を除去し、新しく枠支えを取り付けられれば良いわけです。

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既設枠を撤去すべく中央の台座を除去。

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ここで枠をいろいろ押してみると、側面に隙間が。どうやら側面は固定されていないようです。
短辺部分は固定されていますが、接着されているようなので、やはり外すべきか考えてしまいました。

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しかし、思い切って切断。ヤレヤレ悪い癖です。

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ここで初めて気づいたのは柱は壁に固定されていないということ、つまり切断した枠が骨組みの一部でこの柱をも支えているということのようです。

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さらにその柱の裏側に手を入れてみてびっくり。この残った枠は壁側、つまりこの2段ベッドの外側からネジで固定されていたのです。
ということは、この2段ベッドはあらかじめ組んであったものを壁を取り付ける前に中に入れた物??
この車両は工場で一貫製作だとは聞いていましたが・・・恐るべしトリガノ社。。。

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しかし、考えても仕方がないので、強制撤去慣行。
トリガノの社長見たら嘆くだろうなぁ。リンクスの社長も泣くかもなぁ。キャンピングカー広島なら・・・もうちょっと良い方法探すかも。
※今回の工事はかなり無謀です。参考にしたい方で腕に自信のない方は、このレポで解った構造をショップで説明して、お任せしたほうが無難です!

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綺麗サッパリ除去完了。一見、無茶な撤去の仕方ですが、残った部材には傷はつけていません。除去する対象はあくまでも白木の枠部分、特に柱は先述したとおり、 この状態では宙ぶらりんになりますので、除去する際の力のかけ方にも細心の注意が必要です。

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奥側の既設枠も撤去です。

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元々ついていた木ねじは外側から止めてあるので、切断。
切断を効率よくやるには、鉄の木ねじの場合、根元に力をかけるようにしながら上下に10回ほど軽く振ればポキンと根元から折れます。

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次に新しい枠の取り付けを開始。使用したのは2.5cm角の檜材。あてがって柱の位置をあらかじめけがきます。
今回、10cmだけ下げることにしました。既設の高さは20.5cmでしたので、
20.5cm-10cm+2.5cm(角材幅)=13cmが上面になるようあらかじめ印をしておきます。

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毎回言っている気もしますが、私は大工さんのような優秀な技術は持っていないため、今回もスミ金を利用。スミ金の釘穴と干渉しないよう、柱に止める位置をけがきます。

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あらかじめ、キリで穴をあけておきます。電動工具があれば早いかも(笑)

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枠の短辺を取り付けた状態。

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次に長辺ですが、2mを超える角材がなかったため、ほぼ中央にて継ぎ足すことにしました。
使用するのはやはりスミ金。両側から挟むように固定しますが、穴は干渉しないよう数ミリずらしておきます。

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あらかじめあてがってみて、ちょうど良い長さ+1mm程度のところで固定します。その意味は少しきつめにしたほうが頑丈に仕上がるためです。
固定する際にはこのように横に木を当てて直線にします。

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こうして窓側の長辺枠が取り付きました。

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続いて、手前の長辺枠も取り付け完了。なかなか順調です。

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最後に、中央付近に横に珊木を渡して、元々ついていた架台をちょうどよい長さに切断し、取り付けました。
珊木に固定するため、上の枠には金具取り付け前に穴をあけておきます。

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ウッドスプリング枠を乗せてみました。ガタツキ無し!OK!!

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マットを乗せてみて検証。前はまっすぐ入られなかったのが、今度は首を少し屈めば入られます。
以前はこの状態で肩が当たっていたため、わずか10cmでも驚異的です。

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さらに、中に入るとウッドスプリング上段は少し上ですから、このように背筋は伸びなくても一応座れます。
これがどういうことかというと、以前は首を曲げて屈むしかなかったため、中で方向転換もできずにいましたが、今回は余裕です。
しかもこれなら、クッションを置いて壁にもたれかかれば、本だって読めるのです。

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しかし、肝心の下駄箱を作るにはちょっと不向きです。というのも、幅があまりとれないので手前のコンパネを加工したのでは1足しか入らないかもしれません。
よって、ここに下駄箱を設置するのは諦めて、これまで通りの単なる収納として使うことにしました。

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スンナリ入れるようになったので、イレクターのラダーを撤去。イレクターのラダーもよく使いましたが、結局大人が上で寝るときには強度的に不満でしたので、この際元に戻します。

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元々あったラダーを設置。今度はこの間からでも余裕で入られます。
この理想の形になるまで、ずいぶん遠回りしてきたなぁ。

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さて、肝心の下駄箱はエントランス入って正面のダイネット座席下に作ることにしました。
しかし、ここはバッテリーやら前につけたコンバータがあります。

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引き出しにすることも考えてはみたのですが、かえって無駄なスペースができてしまうのと、ご覧の通り支柱があったり珊木があったりするので加工範囲は限られます。
さらに頭が痛いのは私の足の大きさ。28cmですから、1足が限界。

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2段にすれば、家族分は入るだろうと、切開。珊木は残しています。

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イレクターのラダーを撤去したので、タイルカーペットの丸穴が醜く残りました。
ちょうど余りがありましたので、ここの部分だけ取替えです。

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さて、今回もパイン集成材を使用。棚板用のもので、手前が丸く面取りされているものです。
これを形状に合わせてカットします。

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今回は引き出しとせず、また扉も付けないつもりですので、開口部のカット面をカッターナイフで整形後、エナメル系の水性塗料を塗りました。
3回ほど上塗りすれば、光沢のあるツヤが出ます。

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先ほどのパイン集成材をはめ込み固定。下からの高さは18cmとし、リアベッドで使用した角材の余りを足にしています。

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厚さ2mmの化粧板をカット。カッターナイフで簡単に切れます。

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2方だけに貼り付けています。要は、後ろのバッテリーやらが丸見えでしたので、そのボロ隠しです。

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今日は息子を連れて行っていたので、靴を入れてみました。良さげな感じです。

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ついでなので、リア下段にも入ってみてもらいました。
ホラ、今度はお母さん座り(正座のこと)だってできるよ♪
以前は体育座りでもきつかったみたいです。

本来の目的は雨の日の対策でしたが、リアベッドの改造がメインになってしまったので、玄関叩きの改良は、いつかまた別枠でやるつもりです。