水量調整回路

ウチのトレーラーの蛇口は混合栓なのですが、ツマミがひとつしかなく、湯にしたときの水量調整ができません。
冬場にはヒーター熱で多少の湯が出るのですが、その湯量を調節したいと思っていました。

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意味がわからない人のために解説すると、ツマミは下方向で停止、そこから上に回すと徐々に水が出始めて、水が全開状態に。
さらに回すと湯が混ざり始めるのですが、水との混合比が変わるだけで水量は全開と同じなのです。
よって、送るポンプそのものの速さを変える・・・というのが今回の改造です。

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マイコンキットドットコムで見つけた、PWMによるDCモータースピードコントローラーのキットを購入しました。
PWMとはモーターに送る電気をパルス化し、スイッチを高速で入切する速さを変えることによってトルクを落とさずにモーターの回転を変化させる方式です。

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基板に抵抗とダイオードを装着。

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さらにセラミックコンデンサと電解コンデンサを装着。

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トランジスタとICソケットを装着しました。

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最後に端子台、パワートランジスタ、可変抵抗器を付けて完成です。

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今回のキットは12Vで駆動可能であるため、回路と負荷が同じ電圧になりますので、LK1にジャンパ線を入れます。

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ボリュームは別に取り付けたいので、そこを平型端子に替えておきます。

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3芯のケーブルを以前取り付けたポンプ起動スイッチ(蛇口修理を参照)の横に通します。

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シンク下を配線。

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ガス管が床下に出ている穴からケーブルを床下に出します。

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車軸の上を他ケーブルとともに配線していきます。

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Aフレームを横切り、他ケーブルが貫通している穴を利用して、車体左前に導きます。

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新しく付けたバゲッジドアの位置から床面に入線します。

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今回のキットにはケースが付いていますので、ケースを壁に取り付けし、基板を固定。
ケーブルはボリュームの平型端子に接続、ポンプと電源を配線します。

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さて、ボリュームは少し手を加えます。
ツマミはパーツ屋で別途購入、元々ポンプの起動スイッチをつけたステーを買ってきました。

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ボリュームの軸径に比べてステーの穴は大きすぎるので加工が必要です。
正面から見て左上と右下に穴を開けました。

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アクリルを裏側に合うよう切り出します。

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ボリューム軸径とステーの穴に合うよう、こちらも穴をあけます。

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ステーとアクリルをビスとナットにて固定。

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ボリュームのほうは回り止めの突起がありますので、これが合うよう、さらにアクリルを加工します。

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ボリュームをステーに固定。

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ツマミを取り付けました。

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3芯ケーブルを半田付けしますが、端子の距離が近いのでヒシチューブで保護します。

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既設のスイッチと並べて固定。良い感じ。

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さて、実験・・・のつもりが、速度があまり変わらずアレレ??
回路を外して検証してたんですが、大事な部分を見落としていました。
裏側の回路パターンを跨ぐ、ジャンパ線を取り付けていなかったのでした(初歩的ミス)

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さて、気を取り直して実験。写真はボリューム最大のとき、つまり今までと同じ状態です。

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ボリュームを絞るとポンプの回転数が落ちて、先ほどと同じ水栓の位置でも水量も当然落ちます。
もちろん、ボリュームにより水量は自由に可変できます。

最近はP泊回数が減りましたが、冬場のP泊で少ない水を節約しながら洗い物には湯を使いたい場面が多いため、幾分役立つかと思います。
使用感についてはまたキャンプレポのほうで綴ります。