温水器移設

ブログにも書いていた温水器移設、ダクト配管ルートの見直しも兼ねて実行しました。

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温水器の位置は元々ここ(車体左側)です。
ダクトを通る温風で一応温めることも出来ますが、外部電源で温める電気温水器です(電気では使ったことがありません)
温水を無駄なく使う水量調整回路も付けていますが、最近温まらないな・・・と感じていました。

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そのひとつの原因となっているのはこの配管ルート。
フロント収納改良で、圧力損失が大きくなる曲がりの多い配管ルートになっていました。
それにしても温水器はヒーターから離れているので、もっとヒーターの近くに移設すれば効率よく温水が作れるのでは?というのが今回の改造です。

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温水器は向かって左下が水の入口、左上が温水出口、右下と右上はドレンになっています。

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温水器の後ろは3つ口になっていて、洗面台に繋がっているのですが、一度水栓が漏れたことがあり、今はほとんど使っていません。
・・・が、排水をグレータンクに繋いだりもしたので、残したいところです。

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とりあえず、フロントのダクトの分解にかかりました。

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フロントベッド下、進行方向右側にダクトが通る開口を作りました。

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トレーラーの配管はホースなのですが細いので、何で接続するかホームセンターを見て廻ったのですが、スリムホース用の部材が合いそうです。

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試しにドレン管を外して装着してみましたが、少々きついもののバッチリです。

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目処がついたので、温水器の取り外しにかかりました。

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温水器を取り外したところ。
ドレン管はそのまま床を貫通しているので、そのまま使いたいと思います。
ホースは湯配管のほうがかなり短くなるので、その分をドレンに回せば足りそうです。

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まずは、洗面台への水配管を接続。

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次に車体右前窓下あたりで水配管を新たに分岐します。

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温水器を新たに設置して、配管を接続。

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温水器の配管はどれも繋がっているので上側ドレン管(エア抜き)を、洗面台への湯配管と共通させることにしました。

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取り急ぎ、配管の接続を終えたので通水試験。

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どこも漏れはありませんでした。

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さて、ダクトを分岐したいのですがダクトの分岐部材がありません。
写真は、以前、トイレへの分岐を無くした部分。
分岐部材はそのまま、閉止蓋をつけていました。

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その部材を取り外します。

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フロント右サイドのダクトが通る木材を取り外して切断。

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50mmのVUを切断します。

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これに穴をあけてビスが留められるよう加工。

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先ほど取り外した分岐材の代わりに使用します。(トイレ側)

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ダクトの内側にピッタリ入ります。
ビスはダクトの抜け防止です。

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水配管を分岐した付近にダクトの分岐を取付。
ダクトの分岐と水の分岐は嵩張るので少しズラしています。

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分岐部材に付いていた閉止蓋をフロント前側の端に装着。
細いダクトはフロント中央付近に小さな吹き出しがあります。

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ダクトを覆う壁材を元通り組立て。

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とりあえずここは元の形に戻りました。

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分岐から温水器へダクトを接続。

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温水器から元のダクトへの接続状況。

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新たな吹き出しをトレーラー後方に向けて取りつけ(左の壁はトイレ)
ここに吹き出しを付けた意味は二つあり、ひとつはダイネット方向に吹き出しが欲しかったこと、もうひとつは 温水器を通過する風量が増えれば効率よく温められるだろうとの考えからです。

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フロントベッドと壁の間の新たなルートを覆うため、桐合板をカット。

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木目シートを貼り付けました(木目が揃っていないのは、余りを使用したため)

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スミ金を取り付けます。

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狭い所に設置するため、一度仮組します。

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ダクトがある箇所に取付。

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覆い板を取り付けて完成です。

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さて、いよいよ実験です。
16時丁度に暖房を入れました。
室温9.5度(真ん中の数値)です。

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ヒーターは最大火力、風量はオートにしています。

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自作のダクトファンのスイッチも入れましたが、全体のダクトが短くなったせいか、 以前より温風が出やすくなりました。 足下がポカポカしてくる感じで、以前より随分良くなりました。

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ついでなので、温水器の水を採水して外気温センサーを投入。

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水温は12.1℃です。(右端)

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30分後、室温は15.6℃に上昇。
以前より部屋の上下の温度差は小さくなり、熱効率がかなり改善されました。

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さて、温水器の水を再び採水。

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ちょっと手を漬けてみて「おっ?」と思うくらい温かかったので期待してセンサーを投入。

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なんと水温は24℃にまで上昇していました。
30分でこの水温ですから、今後は大いに期待できそうです。

暖房の効率も改善され、温水器の効果も出ましたので、実際の使い心地についてはまた旅のレポで綴っていこうと思います。